ZBrushで3Dプリント用に寸法指定して出力する Category:ZBrush Date:2014年04月17日 ZBrushのプラグインに「3D Print Exporter」があります。これで寸法指定してファイル出力できます。(この記事を書いている時のバージョンは4R6です)例えば、下図のように裏に磁石を仕込む為の凹み作りたいとします。キャラクターの形状から円柱をダイナメッシュブーリアンの差で抜いています。 現物の磁石の寸法を測ります。この磁石は、直径18.7mm、厚さ4.8mmでした。 サブツール内の凹みを作るために使った円柱を選択し、これを直径19mmとして3Dプリント用に出力します。(磁石が嵌らなかったら嫌なので19.5mm位でもよいかもしれません)出力したいものだけ目のマークをオンにしてます。 3D Print ExporterのAdvanced options<<<を開いて、①for all Toolset selected subTool size(選んだサブツールのサイズに設定する)Export in separate files(分けて出力する)をオンにしておきます。②mmにしてUpdate Size Ratiionsを押すとZBrushが認識しているサイズがXYZに表示されます。ここを今回は19mmにします。③STL、VRML、OBJのどれかを押すとファイルを出力します。Visibleをオンにしていると表示されているサブツールのみ出力されます。 次の画面ではファイル名をどうするか聞いてきます。今回はChoice2のサブツール名をファイル名とします。同一サブツール名があると上書きされるようなので、事前にサブツール名を確認しておきましょう。 出力されたSTLファイルをminimagicsに読み込み、寸法を確認してみましょう。ミニマジックスの寸法測定機能は右上にある「距離」タブ内です。 ミニマジックス2.0の時は直径も測れたのですが、3.0になって点点間のみになってしまったようです。更に念のためBlenderにも読み込んでみます。VRMLとOBJはミニマジックスでは読み込めません。addonにMeasureというのがありますので、編集モードで2点を選択してUpdate selectionを押すとブレンダー内の寸法が表示されます。BUはブレンダーユニットの略だったと思います。何もいじってなければ1ブレンダーユニットは1ミリです。手元に来た出力品は既存のパーツとピッタリ合いました。 PR